活動報告・メディア掲載 

SNS投資・副業にだまされないために ― 高校生が知っておきたい「お金の話の見抜き方」

近年、若者のほとんどがSNSを利用しているために、SNSで「簡単に稼げる」「必ず儲かる」といった話騙されて、金銭や個人情報を取られてしまうという被害が相次いでいます。
詐欺の具体例や対策を学んで、騙されないためにはどのようにしたら良いのかを学んでいきましょう。まず、一番重要なのは、安易に個人情報やお金を送らないことです。
個人情報が犯罪者の手に渡ることで、「家に押し掛けるぞ」や「個人情報をばらまくぞ」といった脅しにつながります。
また、犯罪者に写真や動画を送ってしまうことも、身元を特定されたり、写真を公開すると脅されたりすることに繋がり、非常に危険です。

なぜ今、SNS投資や副業の話が増えているのか

SNSは「誰でも発信できる場所」だから

今のSNSでは、誰でも簡単に情報を発信できます。
それは良い面もありますが、「本当に正しい情報かどうか」を見分けるのが難しいという問題もあります。
フォロワーが多い人、有名そうな人が言っているからといって、その内容が正しいとは限りません。
名前や経歴がはっきりしないまま、「儲かる話」だけが広がっていくことも珍しくありません。

「お金を増やしたい」という気持ちにつけ込まれやすい

高校生や若い世代は、

  • バイト代を少しでも増やしたい
  • 今すぐにグッズを買いたい、今すぐゲーム内通貨を購入したい
  • 周りより早く成功したい

と感じることがあります。
こうした自然な気持ちに対して、
「若いうちから始めれば勝てる」
「今やらないと損をする」
といった言葉で近づいてくるケースが多いのです。

よくあるSNS投資・副業のパターン

SNSを通して若者が巻き込まれやすい詐欺の手口

○フィッシング詐欺

見た目が本物そっくりな偽サイトに誘導して個人情報やクレジットカードの情報を盗んで悪用する詐欺です。

○副業詐欺

「即日高収入」などと謳い、前払いや身分証提出を要求します。
脅されて闇バイトに巻き込まれる危険もあります。

○チケット詐欺

入手困難なチケットを売りますと言ってきた人に送金してもチケットが送られてこない。
公式販売以外は認められていないケースもありますし、どのような送金方法でもリスクが大きいです。

○ロマンス詐欺

SNSで関係を築き、信頼後に大金を振り込ませる手口です。
恋愛感情を用いて「会いに行くから飛行機代を出して欲しい」などと言って送金させます。

○投資詐欺

様々なパターンがありますが、典型例は、「絶対に儲かる方法を○万円で教えます」と言って送金させるものや、「今○万円を私に投資してくれたら1か月後に20%増やしてお返しします」などのパターンです。
組織的な犯罪なことも多く、世界中で広く行われている詐欺です。

「簡単に稼げる」「スマホだけでOK」という誘い

注意したいのは、

  • 誰でも
  • すぐに
  • ほとんど努力せず

お金が増える、という話です。
現実の社会で、リスクも努力もなくお金が増える仕組みは、ほぼ存在しません。
こうした言葉が並ぶ場合は、まず疑って考えることが大切です。

実績画像・スクリーンショットの落とし穴

SNSでは、

  • 口座残高の画面
  • 「◯万円稼げました」という画像

がよく使われます。
しかし、画像は簡単に作ったり、加工したりできます。
また、本当に稼げたとしても「一部の成功例」だけを見せている可能性もあります。
画像がある=本当とは限らない、という意識を持ちましょう。

最初は無料、途中からお金を請求されるケース

よくある流れは次のようなものです。

  1. 無料で情報を教える
  2. 少し稼げたように見せる
  3. 「本格的にやるなら有料」と言われる

情報商材、コミュニティ参加費、ツール代などの名目でお金を請求されることがあります。
一度払うと、さらにお金を求められるケースもあります。

なぜ若年層はだまされやすいのか

「知識がない」こと自体が悪いわけではない

中学生・高校生が金融や投資に詳しくないのは、当たり前のことです。
問題なのは、よく分からないまま判断してしまうことです。
分からないことを分からないままにしない。
これが、とても大切な考え方です。

まわりに相談できる人がいない

お金の話は、

  • 友達には聞きづらい
  • 大人には怒られそう

と感じて、ひとりで決めてしまいがちです。
しかし、だまされるケースの多くは「誰にも相談しなかった」ことが原因です。
少しでも不安を感じたら、信頼できる大人に相談しましょう。

だまされないために知っておきたい3つの考え方

①「うまい話」ほど、立ち止まって考える

まず考えてほしいのは、

  • なぜその人は、自分に教えてくれるのか
  • 本当に自分だけが得をする話なのか

という点です。
理由がはっきりしない場合、その話は注意が必要です。

② お金の話は「仕組み」を説明できるかが重要

安全な話かどうかを見分けるポイントは、
「なぜお金が増えるのか」を説明できるか
です。
説明があいまいだったり、「とにかくやってみて」と言われる場合は、慎重になりましょう。

③ すぐに決断を迫る話は疑う

  • 「今だけ」
  • 「人数限定」
  • 「今日中に決めて」

と急がせるのは、冷静に考えさせないためです。
本当に良い話なら、考える時間を与えてくれるはずです。

金融リテラシーは「自分を守る力」

知っていれば、避けられるトラブルがある

金融リテラシーとは、
お金を増やす知識だけでなく、自分を守る知識でもあります。
正しい考え方を知っていれば、多くのトラブルは避けることができます。

お金の話を、安心して学べる場所もある

お金の話は、

  • クイズ形式
  • 話し合い
  • チームで考える

といった形で学ぶと、理解しやすくなります。
「一人で判断しない」「みんなで考える」ことが、金融トラブルを防ぐ大きな力になります。

「知らないからだまされる」をなくすために

SNS投資や副業でだまされるのは、能力が低いからではありません。
知らなかっただけ、という場合がほとんどです。
だからこそ、

  • 正しい知識を知る
  • 立ち止まって考える
  • 相談する

この3つを大切にしてください。
金融リテラシーは、将来の選択肢を広げ、自分の人生を守る力になります。

認定NPO法人金融知力普及協会では、エコノミクス甲子園やリアビズといったプログラムを通じて、お金の知識を楽しく高め、体験できる機会を提供しています。

興味がある方はぜひ参加してみてください。
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